パソコンが重い第6回全東北空手道オープントーナメント選手権大会

July 26, 2010

命がけのレスキュー

昨日起きたヘリコプター事故のことは、ニュースや新聞等でご覧になられたことと思います。

何故、事故は起きたのでしょうか?

機体の異常?
それは、まず無いと思います。ヘリコプターには、何重にもバックアップ機能が装備されていますので、機体トラブルだけで墜落することはありません。

機長の判断ミス?
資格を持つパイロットですから、つねに安全運行を心がけています。

では、何故?

危険を承知で、人命救助を最優先しているからに他なりません。
一刻を争うレスキューに、いつもギリギリの決断を機長はせまられます。

通常、
今回のような高度1000メートルを超える山あい、谷間で、ホバリング(空中での静止)はしません。
セットリング(※)に入る可能性が高く、
非常に危険だからです。(山に当たる風の影響で谷間の気流は乱れています。また、急に霧が発生し、何も見えなくなることもあります)。

昨年も、防災ヘリの救助中の事故がありました。

今後、同じような事故が起こらないように、原因究明をしっかりとしていただくとともに、今一度安全対策を徹底的に講じていただきたいと思います。
また、多方面で救助活動をされ、ご活躍されている方々の安全をお祈りいたします。

※セットリング(セットリング・ウィズ・パワー)
日本語で「自機沈降」とも言い、ローター(回転翼)の起こす下降気流に、自らの機体が巻き込まれ、操縦不能になることを言います。
地面からの高度が数百メートルあれば、回復措置は取れますが、谷間など地面高度があまりない場合、回復は非常に困難になります。

tshishido at 17:40│Comments(0)TrackBack(0)ヘリコプター 

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