航空機燃料税とガソリン税①宮城大学 天明先生

August 04, 2010

航空機燃料税とガソリン税②

航空機燃料税の廃止、減税について考察します。

昨日のおさらいですが、
航空機に燃料を搭載する際、1リットル当たり26円の航空機燃料税が課されます。

それでは、1回のフライトにどのくらいの税金がかかるのでしょうか?

「東京ー大阪」間(片道)を例にとって計算してみましょう。

1.航空機 470人乗りジャンボ(B747)
2.フライト時間 1時間
3.消費燃料 11,700リットル

11,700ℓ × 26円 = 304,200円

そうなんです。たった1時間のフライトに30万円超の税金がかかっているのです。

でも、単純に「1時間30万円」ということだけで、税負担の重みを判断してよいのでしょうか?

仮に、1フライトで「400人」乗ったとします。
1人当たりの税額は、
304,200円 ÷ 400人 = 760円 になります。

そこで、自動車と比較してみましょう(家族4人で利用)。

1.距離「東京ー大阪」間(片道) 500キロメートル
2.消費燃料 10キロ/ℓ として 50リットル

そうすると、ガソリン税は
50ℓ × 53.8円 = 2,690円
1人当たりの税額は、
2,690円 ÷ 4人 = 672円 になります。

つまり、何を申し上げたいかというと、
航空運賃がフルコスト原則に従って設定されているとすれば、航空機燃料税は、航空運賃に含まれていることになり、税負担の重みは、1人当たりの実質負担税額に置き換えて考えてみる必要があると思うのです。

上記のように、自動車での移動と比較していかがでしょうか?

ほとんど変わらないのです。

空港は、国土交通省の職員による航空管制等、空の安全を担っています。
今回の一連の報道は、JALの再建を目的とした施策だと思いますが、コンクリートだけではない空港のソフト面での役割を重要視すれば、もう少し慎重に議論する必要があるのではないでしょうか。

※ちなみに、国際線には航空機燃料税はかかりませんので、国際競争という点で特に問題はないと思います。

tshishido at 21:15│Comments(0)TrackBack(0)税について 

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